いびきが発生するメカニズム①
ここでは、いびきをかくメカニズムについてご紹介する。
いびきが発生する原因や音の大きさなどは人によってそれぞれ違っていることが多いが、いびきをかくメカニズムやいびきの音が出るメカニズムはみんな同じであると考えられている。
いびきは、上気道(のどや鼻(鼻腔))の中にある粘膜が呼吸によって空気が通る時に振動を起こして音が鳴る症状であるとされている。
いびきは、睡眠中の呼吸時にしか鳴らないメカニズムで、通常時の呼吸時は音が鳴らない。
これは、睡眠時には上気道が狭くなっていることが関係しているとされている。
上気道というのは、もともと狭い器官であり、筋肉で支えられているのであるが、何かの原因によって狭くなることにより、空気の流れが速くなるのである。
いびきが発生するメカニズム②
通常と同じ量の空気を睡眠時に吸った場合であっても、上気道の通り道が狭くなるので速度が速くなってしまうのである。
空気の流れが速くなると空気抵抗が大きくなって上気道の粘膜の振動が増えて、抵抗音や振動音などが生じてしまうことになる。
睡眠時には全身の筋肉が緩み、上気道の筋肉も緩んでしまい、上気道は睡眠時には狭くなってしまう。
そうなると「いびき音」が発生しやすくなってしまうのである。
上気道が狭くなるのは睡眠時、アルコール摂取時、疲労、肥満、病気、老化などいろいろな原因がある。
原因は様々であるが、いびきが出るメカニズムは上気道が狭くなってしまうことにつながっているのである。