インフルエンザと風邪の違い①
ここでは、インフルエンザと普通の風邪の違いについてご紹介する。
子供の病気にはいろいろなものがあるが、毎年流行する、気をつけなければいけない病気として「インフルエンザ」がある。
小さな子供やお年寄りは、インフルエンザで命にかかわることもあるので注意する必要がある。
インフルエンザと普通の風邪は、ウィルスや症状など大きく異なるものである。
<風邪>
風邪は、いろいろなウィルスが喉や鼻などから感染することによって起こる、鼻の穴から喉の奥までの炎症のことで、感染の原因としてはほとんどが接触感染である。
患者さんが鼻や鼻水を触った手などに触れることにより感染し、潜伏期間はだいたい4、5日程度とされている。
症状は、だんだんと重くなっていって、熱は37度から38度くらい、鼻水や咳などの症状がある。
鼻水は、透明感があるのが特徴的となっている。
インフルエンザと風邪の違い②
<インフルエンザ>
インフルエンザは、A、B、C型などのインフルエンザウイルスの感染によるもので、肺や気管支などの呼吸器の病気である。
空気感染なので感染力が強いのも特徴となっている。
潜伏期間は、だいたい1~3日程度で、突然38度以上の高熱が出て、寒気や筋肉痛、全身のだるさなどの症状を伴う。
全身症状が出た後に咳や鼻水の症状が出ることが多く、鼻水は黄色や緑色で濁った色をしているのが特徴である。
症状は、だいたい2~3日で落ち着く場合が多いが、熱は1週間程度続くこともある。
2日目までは熱が高く、3日目に少し下がって、4日目や5日目にまた上がるといった2つの山があるパターンが多いのも特徴である。
インフルエンザの場合には合併症を引き起こすとこともあるので、インフルエンザが疑われる場合は、すぐに医療機関を受診することをオススメする。