デンタルインプラントの方法・注意点①

インプラントとは、広い意味では臓器などの移植、またはその移植組織片のことをいうが、通常、デンタルインプラントをしめす言葉として使われる。

デンタルインプラントとは、歯を失った人のための人工歯根のことをいう。

インプラントのやり方としては、歯を失った患者に対して行う治療法で、チタンなどの金属やアパタイト(リン酸カルシウム)などの合成材料で作られた歯根を、あごの骨に穴を開けて植え込み、接着後、上部構造とよばれる歯冠部をその歯根にかぶせる方法である。

インプラント義歯を入れると、自分の歯で噛んでいるような感覚が得られ、外見も本物の歯のように見えることから、「夢の永久歯」、「第三の歯」などとよばれ、非常に脚光をあびている。

デンタルインプラントの方法・注意点②

初期の頃は、失敗例も多くトラブルも多く起こったようだが、技術と材料の進歩によって、今では安定した効果を得られるようになっている。

ただ、一口にインプラント義歯といっても、数十種類あり、手術方法も異なる。

現在、全世界で100以上のインプラントメーカーが存在しており、主なメーカーとしては、I.T.T、ブローネマルク、アストラ、アンキロス、アストラなどである。


インプラント治療では、一般的には、予備検査から実際にインプラント義歯をかぶせるまで1年くらいの期間がかかり、もし、虫歯や歯槽膿漏などがあれば更に治療期間は長くなる。

また、インプラント義歯は、一生使えるものではなく、その寿命は10年間というのが一応の目安になっている。

10年間の定着率は、患者のだいたい80パーセントから90パーセントで、全員が10年使えるわけではない点も注意が必要である。

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