生活習慣病の原因と予防対策 について
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肥満と生活習慣病の関係一般的に肥満とは、体重が重いことと考えられていますが、必ずしも正しくないことがあります。
例えば、体を鍛えていて、筋肉の多い運動選手などは平均よりも体重が重い場合があり、反対に、皮下脂肪が少なくてやせて見える人でも、内臓に脂肪がついている人は内臓脂肪型肥満といわれ、様々な生活習慣病を起こしやすいことがわかっています。
体重だけをみて肥満か否かを判断することは自分の健康を維持する適切な指針とはならないので注意しましょう。
自分の正確な脂肪の量を把握するためには、BMIに加えて、日頃から体脂肪率を図る習慣をつけるといいでしょう。
体を構成している脂肪のパーセンテージは、脂肪の重量を体重で割った比率で表し、これを一般的に体脂肪率といい、体脂肪率は人間の体力や健康を考える上で重要な指標となります。
自分の体脂肪率を正確に把握しておくことは、肥満を防止するうえで大変有効な手段です。
体脂肪率が重視される理由は、余分な脂肪の蓄積が様々な生活習慣病の引き金になるからです。
例えば、体の中に脂肪が過剰に蓄積することによって、コレステロール、中性脂肪といった血中脂肪酸が増え、動脈硬化を引き起こす原因となります。
動脈硬化が悪化すると、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞などの病気につながるのです。
生活習慣病の種類
このように、内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態を『メタボリックシンドローム』といいます。
生活習慣病は徐々に進行していって、症状がかなり悪化するまで、ほとんど自覚症状がないのです。
このメタボリックシンドロームの段階で生活習慣の改善対策を立て実行しましょう。
高血圧や高脂血症なども、知らない間に動脈硬化が進行していき、いきなり心筋梗塞や脳梗塞を引き起こし、時には死にいたることもあるためサイレントキラー(沈黙の殺人者)と呼ばれています。
健康診断などでお医者さんから高血圧や高脂血症と言われても、本人は自覚症状がないため、注意事項を忘れがちになり、放っておくケースがよくあります。
このように、知らず知らずのうちに私たちの体をむしばんでいく生活習慣病の恐ろしさについて十分な知識と意識をもち予防することが大事です。
特に40代以降は定期的に健診を受け、自分の健康状態を把握し、生活習慣を改善していく必要があります。