インプラントの費用①

インプラント治療は、最先端の歯科医療技術で、かかるインプラント費用も高額である。

原則として、健康保険の対象にはならない。

ただし、例外的に、国の高度先進医療の承認医療機関となっている日本歯科大学病院、東京医科歯科大学病院(東京都文京区)など、全国で10程度の医院では健康保険が使える。

ただ、保険の範囲は、一般的な診療部分のみであり、高度先進医療部分については、健康保険の適用はないので注意が必要である。

高度先進医療の承認医療機関以外でインプラント治療を受けた場合には、治療前のカウンセリングなどの一般的な診療部分についても保険がきかず、全額自己負担となるので、それに比べれば、インプラント費用はかなり抑えられるはずである。


インプラントにかかる費用は、施術できる機関がそれほど多くないこともあって、医院によって様々な料金体系があるが、インプラントの費用は、大きく分けて次の2つから成り立っている。

1、インプラントのオペ費、人工歯根部を作るのにかかる費用である。

2、上部構造、補綴物の費用であり、人工の歯冠部を作るのにかかる費用である。

インプラントの費用②

インプラントの費用の表示の仕方は次の2種類がある。

1、金額がまとめて表示されている場合。

これは、インプラント1本あたり○○円のように記載されている。


2、内訳が示されている場合。

これは、インプラント1本あたり○○円、上部構造○○円のように、各内訳が記載されている。


一般に上部構造は、数万~十数万円程度かかるので、上部構造を含む、含まないによって、治療費の総額は大きく異なるので、金額がまとめて表示されている場合には、上部構造などインプラント以外の費用が含まれているのかを確認をする必要がある。

もし、上部構造が含まれていない場合には、事前に上部構造の費用の確認を行ない、インプラントで歯を回復するためにかかる総額を把握しておくことをおすすめする。


また、実際の治療に当たっては、治療する歯の本数、歯の質、噛み合わせ、骨の状態、歯周組織の状態、などが異なるため、必要な検査、処置、薬品、材料などには、どうしても個人差が生じるため、インプラントの費用は、一律に提示しにくい性質がある。

なので、インプラントを行なう歯科医師の先生と相談しながら、確認していくことが大切である。

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