舌・喉(のど)・口の病気と症状 について

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のどの病気・扁桃腺炎

扁桃腺炎は、風邪や疲労など抵抗力が低下している状態の時に、のどの奥にある扁桃が溶連菌、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌などの常在菌に感染して炎症を起こすことをいう。

原因としては、風邪のウイルス、暴飲暴食や過労、のどの乾燥などがあげられる。

3~4才から学童中期に多く見られ、扁桃が、発赤、腫大して、表面に膿が着くことが特徴で、症状は発熱・のどの痛みがある。

他には、首のリンパ腺が腫れたり、痛がったりすることもある。

扁桃に炎症が起こるだけで、鼻水・咳などの症状はない。

のどの痛みとともに他の症状を伴うものは、いわゆるカゼ(上気道炎)と呼ばれ、熱の出る病気のほぼ半数を占め、厳密には区別されている。


急性扁桃炎は、急性咽頭炎と一緒に発症し、のどの炎症が特に激しいものをいう。

急に39-40度の高熱がでて、のどがひどく痛み、それに伴い全身がだるかったり、関節痛がでたり、痛みが耳にまで放散する場合もある。

この急性扁桃炎が慢性化したのが慢性扁桃炎である。

慢性扁桃炎は、突然急性化の症状を示す場合があるが、これが1年に4-5回繰り返す場合を特に習慣性扁桃炎と呼ぶ。

習慣性扁桃炎では、病巣感染といって関節や腎臓、皮膚など、ほかの場所にも病気が起こってくることがある。



アデノイドの症状と手術による治療

アデノイド手術は以前は局所麻酔で行われていましたが、現在では全身麻酔で行うのが一般的です。

鼻の奥のほうに存在するアデノイドを切除する必要があるので、全身麻酔をした後に、口からアデノイド切除用の特殊な器具を入れて患部を切除します。

手術に要する時間はだいたい10分から長くても1時間程度です。

外見的に傷が残るようなことはありませんし、出血もわずかで、たいていの場合は自然に止まる程度です。

また、アデノイド手術時の入院日数は平均するとだいたい4~5日で、術後は患部の痛みがひくまでお粥などの柔らかいものを食べて出血に注意していれば問題ありません。

だいたい術後4~5日で入浴や運動などもできるようになります。

個人差もあるので気になることは医師に確認するといいでしょう。