胃腸の病気の種類とストレスの影響①
数ある病気の中でも、胃腸の病気は、日本人が最もかかりやすい病気といえるかもしれません。
日本人の死因の第一位はガンですが、その中でも最も多く見られるガンは、胃ガンです。
また、大腸ガンも増加傾向にあるとされています。
食生活の西欧化に伴って、食事から摂取する食物繊維が少なくなったことが、大きな原因の一つではないかと考えられています。
また、胃腸の病気としては、胃潰瘍・十二指腸潰瘍も、現代の日本人にとってポピュラーな病気の一つとなっています。
これらの病気は、ストレス、飲酒、喫煙などが大きな原因であるといわれてきましたが、近年、ヘリコバクター・ピロリ菌という細菌も、有力な原因の一つであることが明らかになりました。
ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃の幽門部(胃の末端にあって十二指腸につながる部分)近辺に生息している細菌で、胃潰瘍・十二指腸潰瘍のほかにも、胃ガンや胃炎といった病気にも関係していると考えられています。
胃腸の病気の種類とストレスの影響②
<ストレスの影響>
胃腸の病気を引き起こす大きな原因の一つにストレスがあります。
「胃は心の鏡」などといわれますが、胃腸は精神的なストレスに非常に影響を受けやすい臓器で、過敏性腸症候群(過敏性大腸炎)という、ストレスによって下痢・便秘をする病気もしばしば取り上げられています。
また、動物実験でも、サルに強いストレスを与えたところ、たった1、2時間ほどで胃潰瘍になってしまった、という実験データもあるようです。