背中の痛みの原因①
背中の痛みを感じる人は、最近増えて来ているようです。
背中の痛みは、辛いものです。行動の自由が大幅に制限されます。
生活習慣や仕事の形態の変化で、パソコンを一日中使っている人やデスクワークをする人が多くなっているからです。
ほとんど動かず、座ったままの同じ姿勢で一日を過ごす人も少なくありません。
一般的な背中の痛みは、背骨のずれやゆがみなどによる筋肉の緊張やコリです。
背骨がずれると、骨を支える筋肉が緊張します。
この緊張が続くとコリや痛みになってきます。
このような場合は、指圧やマッサージなどで緊張をほぐし、痛みを緩和します。
さらに、背中の痛みが、腰痛や肩こりと同じように、コリだけが原因でない場合もあります。
脊柱の骨がずれると神経を圧迫し、激しい痛みを感じることがあります。
また、骨の間のクッションに損傷が起こり痛むこともあります。
多少のずれや筋肉のコリは、指圧、按摩で治療しますが、整形外科での治療が必要なこともあります。
背中の痛みの原因②
背骨には、多くの神経が集まっています。
また、東洋医学でいう経絡的にも、消化器系、呼吸器系、循環器系などの多くのツボが集中しています。
そのため、背中の痛みは、単なるコリやハリだけでなく、重要な内臓疾患の可能性もありますし、内臓の不調、食べ過ぎなどによる内臓の負担からくることもあります。
大腸、小腸、胃、などの疾患、また、膵臓の膵炎なども原因となります。
お酒やストレスによる肝臓の疲れ、胆石による痛みの可能性もあり、痛みが長引いたり、悪化していく時は、早めに専門医の診断を受けることが大切です。