医療費控除の申告や高額療養費の支給申請等に便利です。
子供の医療費①
ここでは、子どもが病気や怪我をした場合の医療費と高額医療についてご紹介する。
子どもが病気や怪我をした場合の医療費は、以下のような制度で支払われる。
小さい子どもの場合は、乳幼児医療費助成制度というものを利用して医療費が支払われる仕組みになっていて、対象者には、その証明となる乳幼児医療証が住んでいる自治体から発行されている。
もしも、乳幼児が入院をしなくてはいけなくなった場合、通院や検査・手術などの費用の自己負担はないのが一般的である。
これは、保険適用分を自治体が支払うからである。
もちろん、ベッド代や食事代などは保険適用外になるので家族が支払わなくてはいけない。
子供の医療費②
では、この場合の高額医療はどうなるのであろうか。
病院へ医療費を払うのは自治体になるので、医療費が高額な場合、保険組合に高額医療を申請するのは自治体になる。
家族が支払った費用はそもそも保険適用外なので高額医療の対象とはならないのである。
また、中学生や高校生でも入院に関して助成が出る自治体があり、この制度を子ども医療費助成制度という。
この場合も、乳幼児の場合と同じく高額医療の対象にはならない。
子どもは思わぬ怪我や病気をしたりすることも多いので、このような制度があると安心して病院にかかることができる。
「乳幼児医療費制度」、「子ども医療費助成制度」が何歳の子どもまでを対象にしているかについては、住んでいる自治体によって異なるため、適用対象については注意する必要がある。