摂食障害の症状①

摂摂食障害とは、「食事を摂取することに問題がでる病気」という意味です。

大きく分類すると、摂食障害には、食事を受け付けなくなり体重が減っていく神経性食欲不振症(拒食症)と、いくら食べても満足感が得られずむちゃ食いをしてしまう神経性大食症(過食症)の2種類があります。

神経性食思不振症(拒食症)は、食べることを極端に少なくし、体重が増えることを恐れ、低体重を維持しようとする行動が目立つ病気です。

神経性大食症(過食症)は、一度に大量に食べてしまい、そのことを非常に後悔し、気持ちが「ゆううつ」になって、食べたものを外に排出する行動が目立つ病気です。

摂食障害に悩む人のほとんどはこの2つの症状をくり返しているのが特徴です。

若い女性に多く見られるのが特徴で、ストレスや過度なダイエットなどが主な原因と言われています。


更に摂食障害は小学生の間にも広がってきており、摂食障害の若年化が進んでいるのです。

特に、成長期の女の子の精神と身体の両方に、この摂食障害は大きなダメージを与えます。


摂食障害は、ときに致死的な身体的合併症を伴い、神経性食欲不振症の死亡率は5%と高率なので、たんにものが食べられない症状などと軽く見てはいけません。

摂食障害の基礎知識

摂食障害の症状②

神経性食欲不振症(拒食症)になると、身体症状、行動異常などの症状が現れます。

具体的な摂食障害の症状としては、栄養失調、無月経、便秘、腹痛、貧血、冷え症、低血圧、低体温、低カリウム血、除脈、浮腫(むくみ)、収縮期雑音、点状出血、女性ホルモンの減少、耳下腺リンパの腫れ、歯の障害など多岐に渡っています。

摂食障害者のほとんどの患者が、強烈な痩せ願望が見られ、意識上では気づかなくとも、潜在意識で、太ることを恐れているため、極端に食べる事を拒否し、食物摂取量は異常に少なくなり、死に至るケースもあるのです。


一度拒食症になってしますと、自然治癒する人もいますが、立ち直るのにかなりの時間がかかり、慢性化して入退院を繰り返すなど、その後の人生に大きな影響を与えてしまうので注意が必要です。

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