魚の目(うおのめ)の症状・原因①
ここでは、魚の目(うおのめ)の症状と原因についてご紹介します。
魚の目(うおのめ)は、皮膚を保護している角質が皮膚の深い所まで入り込んで固く厚くなってしまうもので、中心のところに硬い芯ができ、形が魚の目のように見えるために、魚の目という名があるとされています。
魚の目の正式な名称は「鶏眼(けいがん)」といいます。
魚の目(うおのめ)は足の指や足の裏にできやすく、歩くと硬くなった角質層が神経を刺激するので痛みが伴います。
特に女性の場合、高いヒールや靴底のうすい靴が足裏を圧迫するため、魚の目に悩まされやすいといわれています。
魚の目がタコと異なる点としては、皮膚の奥深くまで根を張っていることです。
また、タコは角質が硬化して皮膚表面にだけ影響を及ぼしますが、魚の目(うおのめ)は皮膚の奥に核を持っていて、強く圧迫すると痛みを引き起こす点で異なっています。
魚の目(うおのめ)の症状・原因②
では、魚の目ができる原因は何でしょうかを見てみましょう。
体の特定のところに、毎日、継続して圧力や衝撃などの刺激が加えられると体の防御反応として皮膚が角質化します。
そして、角質化した中央部分に芯ができて、皮膚の深いところへと入り込んでいってしまいます。
特定の場所に過度な圧力、衝撃が加わる原因としては、
・自分の足にフィットしていない靴を履いていて、足の一部分に過度な体重がかかっている、
・外反母趾などで足に変形があったり、歩き方にくせがあって、足の内側または外側に過度な体重がかかっている、
・高いヒールの靴を履いていて、足の前部に体重の負担が過度にかかっている、
などがあげられます。
魚の目そのものは深刻な病気ではないものの、痛みを我慢して無理な歩き方をすることで腰や膝に負担がかかって、腰痛の原因になることもあるため注意する必要があります。