拒食症の原因と治療方法①
拒食症は摂食障害の一種で、日本では増加傾向にあります。
若い女性に多く見られ、年々低年齢化し、小学生での拒食症が増えています。
拒食症は、常に自分は太っていると考えるので、体重を落とさないではいられなくなります。拒食症は治療が難しく、長い時間がかかります。
拒食症による合併症や自殺で死亡する例もあります。
拒食症の症状としては、極端な体重の減少、女性であれば無月経、必要以上の運動を行う、睡眠障害などがあります。
さらに、自分の現在の病状が深刻な状態である、という認識が低いことです。
拒食症は非常に致死率が高い疾患で、拒食症の主な死因は、極端に低い栄養状態や不整脈の併発となっています。
抑うつ症状を伴った場合、自殺をはかることもあります。
拒食症の原因と治療方法②
拒食症の原因については、いろいろ議論や説がありますが、そのうちいくつかを紹介しましょう。
・家族の遺伝的な原因からくるもの、
・拒食症が発病するきっかけとなるエピソードがあり、そのストレスからくる心理的な要因、
・体重を減少した達成感と高揚感から体重を減少することが止められなくなる依存症、
・痩せた女性がもてはやされる社会的風潮
拒食症治療の成功率を高めるためには、早期治療が大切です。
治療法としては、心理療法、投薬による治療法、家族へのカウンセリングなどが中心になります。
医師や家族が無理矢理食べさせようとすると逆効果となります。
治療に当たって最も大切なことは、患者の社会生活への適応を手助ける、患者と医師、家族の良好な関係を築くことです。