脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)の症状と原因①

ここでは、脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)の症状と原因についてご紹介します。

脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)は、いろいろな原因により皮脂腺が活発になって、皮脂の分泌量が過剰になり、皮膚が赤くなったり、痒みを伴う皮膚疾患をいいます。

生後一、二ヶ月の新生児期から乳児期によくみられる痒みのないタイプと、皮脂の分泌が盛んになる思春期以降にみられるかゆみを伴うタイプに分けられます。

乳児型はだいたい生後5、6ヶ月で自然に治癒してしまうのに比べ、成人型は再発を繰り返すやっかいな病気で、皮膚科では、診療においてよく見られる疾患の一つとなっています。

脂漏性皮膚炎は皮脂腺が発達している部分である頭・おでこ・鼻の頭、顔、耳の後ろ、わきの下・背中などに起こりやすく、脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)が原因で他の病気に移行する事もあります。

また、フケは、脂漏性皮膚炎の軽い症状といわれており、後に脂漏性皮膚炎に移行する事もあります。

脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)の症状と原因②

脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)の原因としては、「マラセチア」と呼ばれる真菌(カビ)の影響ではないか、という説が最も有力です。

マラセチアは、皮脂を分泌する皮脂腺の出口から毛穴にかけて住んでいるカビで、脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)の患部を調べてみると、マラセチアを発見する事が多いようです。

また、成人型の脂漏性皮膚炎の場合は、油っぽい食物の過剰摂取、ビタミンB群の摂取不足、睡眠不足、肉体的・精神的ストレス、ホルモンバランスの崩れ、紫外線なども悪化の原因になると考えられています。

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