ガングリオンの症状と治療法①
ここでは、ガングリオンについてご紹介します。
ガングリオンという名前は聞いたことがあるかと思いますが、正式には結節種といって、手足の関節部分にしこりができる症状です。
一般的には、男性より女性に多く見られ、手指の関節を日ごろから使っている人がなりやすいというデータもあります。
ガングリオンは悪性腫瘍ではないので治療は基本的には必要がありませんが、見た目が気になる場合、神経を圧迫して痛みを伴う場合には治療を行います。
ガングリオンの原因ははっきりとは解明されていないため、治療は対処療法が中心となるようです。
治療方法としては、注射を使ってガングリオン内のゼリー状の液体を吸い出す方法、圧迫してガングリオンを潰してしまうという方法があります。
しかし、これらの治療法はあくまでも対処療法のためガングリオンの根がとれず、再発する可能性が高いといわれています。
ガングリオンの症状と治療法②
再発を防ぐための方法としては手術があります。
手術は、部分麻酔で行うのが一般的で、手術にかかる時間は1時間程度です。
手術では皮膚の下に隠れているガングリオンの袋を取り出すことになりますが、ガングリオンを覆う薄い膜が破けてしまうと、根が全てとりきれずに、また再発してしまうというリスクもあります。
また、術後、腫れや熱といった症状が出る人もいるようです。
その他には、低出力半導体レーザーを使用した治療方法があります。
低出力半導体レーザーを使用した治療は、ほぼ毎日、だいたい1~2ヶ月の通院が必要となりますが、再発の可能性が低く、手術のように傷ができないことがメリットです。