パニック障害の原因と治療法①

パニック障害は、「パニックアタック(panic attack)」、「パニックディスオーダー(panic disorder)」などとも呼ばれ、「panic disorder」の頭文字から「PD」と略記される場合もあります。

パニック障害は、もともと、「不安神経症」、「心臓神経症」か呼ばれていたものを現代医学が分類しなおして生まれた言葉です。

パニック障害は、実際にはパニックを起こすような危機的状況ではないのに、脳が幻の危機を感知して、パニック症状を起こしてしまう病気で、パニック症候群とも呼ばれます。

パニックを起こすべく状況でパニックを起こすことは、別に異常なことではありませんし、そういった状況で心臓がドキドキしたり、息苦しくなるのは、人間にもともとそなわっている、正常な反応といえます。

パニック障害の原因と治療法②

パニック障害の症状としては、心臓発作に似ているところがあって、息苦しくなる、胸が痛くなるといった症状が出たり、汗が出たり、体が震えたりします。

パニック障害の特徴としては、正常な反応が、通常のパニック時以外に起きるというところにあるのであって、生じた「反応」そのものには、異常、危険はないということを理解する必要があります。

パニック症状を引き起こす原因としては、パニックを感知するセンサーが過敏になっていることが考えられます。

これは、火災報知機の誤動作をイメージするとわかりやすいと思います。

火災報知機が鳴るとびっくりするのは、当たり前の反応ですし、誤動作で鳴ったとしてもびっくりするでしょう。

この火災報知機のセンサーを治すことが、パニック障害の治療法となります。

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