脳血管障害の治療と再発の防止①

脳血管障害の治療は、外科的治療と内科的治療に大きく分けることができますが、カテーテルを使った血管内治療も増えています。

「外科的治療」は、脳出血のような出血性病変に対して、基本的には開頭・血腫除去術により、脳の中の血腫を取り除く治療です。

もし、脳動脈瘤の破裂が脳血管障害の原因がであれば、その動脈瘤をクリッピングして出血を止める治療が必要です。


「内科的治療」は、軽い脳出血や大部分の脳梗塞の場合、主に薬物による内科的治療が行われます。

「全身管理」としては、脳血管障害の危険因子といわれる、高血圧・糖尿病・高脂血症などの生活習慣病の治療や意識障害患者の呼吸管理の治療が行われます。

「リハビリテーション」は、従来と異なり、急性期から積極的にリハビリテーションが行われるようになっています。

しかし、多くの場合、各種の治療やリハビリテーションを行っても、完全に神経の後遺症が回復することは出来ないのが現状のようです。

脳血管障害の治療と再発の防止②

脳血管障害で脳出血や脳梗塞などを起こした人は、再発の防止に注意を払う必要があります。

脳血管障害は、再発すると重症化しやすく、死亡率も高くなるため、退院後も定期的に医師の検診を受けて、血圧やコレステロール値などをコントロールすることが大切です。

普段の生活の中では、塩分や動物性脂肪を控えた栄養バランスのよい食事と適度な運動を行って、肥満の解消に努めましょう。

また、お酒やタバコは控えて、休養は十分にとり、ストレスをため込まないようにしましょう。

関連エントリー

精神・脳の病気と症状 TOP >  脳の病気と症状  >  脳血管障害の治療と再発の防止