心的外傷後ストレス障害(PTSD)の原因と治療法①

心的外傷後ストレス障害(PTSD)という病気は聞いたことがあるでしょうか。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、人間なら誰でもかかる可能性がある病気で、衝撃的な出来事によって心に生じてしまった傷(心的外傷、トラウマ)が元になって、その後に様々なストレス障害を引き起こす疾患のことをさします。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)の原因となるようなトラウマになる出来事は、例えば、地震、洪水、火事のような自然災害や、戦争・監禁などといった人災などが考えられます。


心的外傷後ストレス障害(PTSD)には、急性のものと慢性のものがあります。

主な症状としては、恐怖感や無力感をはじめとして、心的外傷による悪夢、フラッシュバック、心的外傷のきっかけとなった物事を連想させるもの、人に対しての麻痺、回避などがあります。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)の原因と治療法②

心的外傷後ストレス障害(PTSD)を放置した場合には、日常生活、社会生活にも支障をきたす可能性がありますし、何よりも本人にとってとても苦痛なものです。

ですので、心的外傷後ストレス障害の自覚症状がある場合は、出来るだけ早めに精神科あるいは心療内科にかかることをおすすめします。

本人が自分で医師にかかることができないことも多いので、周囲でサポートしてあげるなどの理解が必要になります。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療には、一般的には、薬物療法、精神療法の両方が用いられます。

特に、心的外傷となった出来事に対する情緒的な障害の解決のために、「トークセラピー」などが最も有効だと考えられています。

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