肥満外来での治療①
食べ物や生活の欧米化にともない、多くの日本人の体型に影響がでるようになりました。
日本人の魚離れが進み、オイリーで高カロリーな食事を好む人が増えた結果、多くの人が肥満で悩むようになりました。
肥満になる人が増えるにつれて、肥満外来を訪れる人が増えています。
肥満には、内臓のまわりに脂肪がついている内臓脂肪型肥満、下腹部や腰のまわり、おしりや太ももなどの皮下に脂肪がついいている皮下脂肪型肥満の二つのタイプがあります。
皮下脂肪型肥満は見た目でわかりますが、内臓脂肪型肥満は見た目ではわからないため調べて見つける必要があります。
肥満外来での治療②
肥満外来を訪れる人の中には、肥満外来に行けばすぐに痩せられるすごい薬がもらえると勘違いしている人がいます。
しかし、そんな薬はもちろんありません。
肥満外来では、まず患者の健康状態をさまざまな方面からチェックしデータをとります。
そして、患者に現状を把握してもらい肥満への危機感をもたせること、カウンセリングを通して原因となる生活行動を見つけだし修正することなどを行っています。
患者さんが危機意識を持たなければ治療は上手く行きません。
主な治療としては、食事療法、運動療法、行動療法がありますが、肥満外来での治療は痩せることだけを目的としていません。
肥満は、患者のストレスが原因で起こる場合もあります。
肥満外来では、肥満度のチェックはもちろん、患者の悩み、生活習慣などあらゆる面からチェックし、その人に合った治療を進めていきます。