生活習慣病とは?①
「成人病」と言えば、糖尿病や高血圧などがパッと思い浮かぶほど一般化した病名ですが1996年に「生活習慣病」に改められる事となりました。
厚生省によると「生活習慣病」という用語は、従来用いられていた「成人病」対策が、二次予防(病気の早期発見・早期治療)に重点を置いていたのに加えて、生活習慣の改善を中心にした一次予防(健康増進・発病予防)に重点を置いた対策を推進するために新たに導入された新しい概念です。
成人病は、時には子どもの頃からの生活習慣の積み重ねが発症や病状の進行に深く関与している事が明らかになったのです。
つまり年齢を超えて毎日の生活習慣が問題なのです。
生活習慣を改善できれば疾病の発症や進行を防ぐ事ができるということを意識してもらうため、厚生省は「生活習慣病」という名称に変える事としたのです。
生活習慣病とは?②
①偏った食事、②運動不足、③ストレス、④喫煙、⑤過度の飲酒などの生活習慣が発症や病状の進行に深く関係している事が分かってきています。
「生活習慣病」という言葉は、自分自身が求めて、自分の責任で行っている生活習慣が原因で発症する病気という意味です。
つまり、生活習慣病という言葉には「体の負担になる生活習慣」を続けることによって引き起こされるのですという主張が込められているのです。
もちろん、生活習慣病の原因には、生活習慣以外の遺伝的素因や環境もかかわってきますが、それよりも普段の生活習慣によるものが大半と考えられています。