関節痛と骨粗しょう症①
健康維持のために、山登りやジョギングなどを趣味としている方も多いと思う。
しかし、無理をしたり間違ったやり方をして、腰や膝などの関節が痛くなった経験はある人もいるでしょう。
このような症状を関節痛といい、最も多い関節痛は、腰・膝・肩の部位だといわれている。
人間には、膝はもちろん肘や肩など、たくさんの関節がある。
関節と呼ばれる箇所は、曲げたり伸ばしたり動かすことが出来る部分のことで、骨と骨のつなぎ目部分である。
通常、関節は 骨と骨がこすりあって磨り減ってしまわないように、軟骨と関節液というもので守られている。
これは、簡単にいうと、自転車のブレーキパッドと潤滑油のようなものである。
自転車のブレーキパッドと潤滑油は、使い続けると消耗してしまうように、人間も同じように長年、使い続けた関節は軟骨と関節液が減ってしまい、骨と骨が直接こすれあって痛みを生じるようになるのである。
関節痛と骨粗しょう症②
関節痛の痛みにはさまざまな痛みの種類がある。
動かすと痛い人、寒くなると痛い人、また ふくよかな方は、体重を支える足に負担がかかって、膝や股関節などの関節痛をひきおこす。
さらには、スポーツなど決まった関節に負担をかけるような生活を続ける事が関節痛の原因になることもある。
関節に痛みを感じるようなら、出来るだけ早く病院に行きましょう。
整形外科ではレントゲン写真をとり、関節の変形などを調べてもらえるので、まずは整形外科を受診されるのがいいでしょう。
また、関節痛は骨の老化が原因の一つに考えられているので、骨密度を測り、骨粗しょう症の検査をしてもらうのも良いであろう。
骨粗しょう症の検査は、大変簡単なものだ。
手首から肘までの部分をX線撮影するだけで、骨密度をはかることが出来きて、検査の所要時間はだいたい2~3分といったところである。
骨密度が低いということは、骨がスカスカの状態になってきているということである。
早めに治療を開始すれば、骨の変形はもちろん骨折などの怪我を防ぐことができる。