股関節痛の対策①
妊婦さんが、母親学級などで習う安産体操は、腰痛を防いだり、股関節を強化させる目的がある。
お産のときは、足を大きく開かなくてはならないので、股関節が硬くて開かないと、赤ちゃんが出てこられなくなってしまいますね?
特に女性の骨盤は、男性に比べて股関節が浅くなっているので、ずれやすくなっている。
出産時には、産道をひろげるために、股関節はずれるものなのだが、出産後は元に戻るようになっている。
しかし、中には大きくずれすぎると回復に時間がかかり、股関節の周りの筋肉も硬くなるために、痛みを生じるようになる。
これが股関節痛である。
股関節痛が女性に多い理由がわかるだろう。
股関節痛の対策②
もちろん、出産を経験していなくても股関節痛になる方はいらっしゃる。
日常の生活で、足をよく組む、横座りをよくする、片方の足に体重をかけて立つ、このような動作をよくする方は要注意である。
股関節に痛みを感じるようになったら、すぐに病院へ行くのが良いであろう。
股関節痛には、股関節につながる腰や膝、肩や首にも影響を及ぼしていることがあるからである。
痛みの原因となっている患部も同時に治療する必要がある。
ひどくなると、人工関節に置き換える手術を勧められることがあるが、手術をしても元の元気な身体になる人ばかりではない。
ひどくならないように、普段から股関節運動などをしておくとよいだろう。
しかし、無理をしてさらに痛みが増しては元も子もないので、医師の指示に従いながらするのがおすすめです。