ヒアルロンサン注射①
美容の世界でも、取り上げられることの多いヒアルロンサン。
女性なら誰もが気にする「しわ」「たるみ」が現れるのは、このヒアルロンサンが減少するのが原因である。
サプリメントや美容液でよく使用されているので、ご存知の方も多いであろう。
ヒアルロンサンの特徴は、水となじみやすいので保水力が高いという点である。
ヒアルロンサンは関節痛の治療にも使われている。
関節痛は、関節の軟骨が減り、関節液が減少するために発病するが、関節液の中には、もともとこのヒアルロンサンが多く含まれているのである。
ヒアルロンサン注射②
カルシウムやビタミンのように普段の食事から摂取できれば一番良いのだが、残念ながら一般の食事からは摂取が難しいとされている。
食事療法で無理だったら仕方がないと思われがちだが、医療分野ではヒアルロンサンの関節内注射が使われている。
整形外科では、変形性膝関節症・関節リウマチ・肩関節周囲炎の関節痛治療の一環として使用されている。
注射することによって、関節内のヒアルロンサンを補い、痛みと炎症を抑えてくれるという治療の効果があるのである。
痛みがなくなるのなら、治療として毎日でも打ちに行きたいところであるが、だいたい1週間に1回くらい、なるべく7日間以上あけて打つようにした方がいいとされている。
あまり打ち続けると、治療の効果が薄れてくるともいわれているので、症状・調子の良い日は理学療法を取り入れたり、湿布剤や内服薬などを上手に利用して様子を見た方がいいでしょう。