鼻の病気の病名と症状①
鼻の病気の代表的な病名と症状を紹介します。
<アレルギー性鼻炎>
比較的多くの人がかかる鼻の病気です。
アレルギー性鼻炎は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状があり、軽いものから、何ヶ月の何年も鼻水が絶えないという重いケースもあります。
花粉によって引き起こされる花粉症も、かかる人が多い鼻の病気です。
目や喉のかゆみなどが起こることも多く、かなりの不快感があります。
2~3月頃のスギ花粉症以外にも、ヒノキ花粉(春)、カモガヤなどのイネ科の雑草(初夏~夏)、ブタクサなどのキク科の雑草(秋)などもあり、春先の病気ともいえなくなってきています。
<急性副鼻腔炎>
黄色い鼻汁が出て、眼の下、額などに痛みを伴う鼻の病気で、頭痛の精査でわかることもある。
<慢性副鼻腔炎>
慢性的に鼻汁、鼻づまり、などの症状がある。
子供の頃の副鼻腔炎は成長するにつれてだいたいは治まることが多い。
集中力が続かない、全身に倦怠感が出るなどの症状があり、日常生活にもデメリットが多い。
鼻の病気の病名と症状②
<鼻茸(はなたけ)>
鼻ポリープともいわれる鼻の病気である。
大腸ポリープは腫瘍であるが、鼻ポリープは炎症が長引いて粘膜がブヨブヨになったものである。
<上顎がん>
悪性腫瘍で、最初、歯の痛みとして発症することもあるので、歯の治療をしても痛みが改善しない場合には疑った方がいい病気である。
<上咽頭がん>
鼻の奥や鼻と喉のつなぎ目にできる癌で、とても見つけにくい場所に出来る。
大人の滲出性中耳炎の人はこの病気に注意する必要がある。
また、鼻づまり、鼻出血の時にも注意が必要となる。
<鼻中隔彎曲症>
右と左の鼻の穴を隔てているしきりは、だいたい左右どちらかに曲がっているのが一般的であるが、曲がりが強い人は鼻づまりの原因になる。
ひどい場合には手術が必要になる。