目・鼻・耳の病気と症状

ここでは、耳鳴りの治療法についてご紹介します。

日常生活で耳鳴りを感じたら、慢性・急性に限らずに、まずは耳鼻科に行って病院で診察を受けるといいでしょう。

実際に検査をしても人体に異常が見つかるわけではなく、命の危険性も少ないですが、危険な病気が潜んでいないか確認することが大切です。

耳鳴りの決定的な治療法は、まだ見つかっていないため、日常生活に支障をきたさない程度に抑えることを目的とした対症療法がほとんどです。

耳鳴りは、ストレス、精神的な要因も影響していることが多いといわれているので、規則正しい生活やバランスの良い食事など生活面の見直しも必要です。

・原因療法

耳鳴りの原因となる病気などがはっきりとしている時にそれぞれの病気の治療を行います。

耳鳴りは難聴を伴うことが多く、難聴を治すことが出来れば耳鳴りも自然と治る場合も多いようです。

難聴の治療方法としては、薬物療法、手術療法、心理療法などが行われています。

耳鳴りの治療法②

・抑圧療法

耳鳴りをいろいろな方法を使って封じ込めて意識しないようにする方法です。

例えば、安定剤、鎮静剤、抗けいれん剤などの薬を使ったり、補聴器の雑音で耳鳴りを遮ったりします。

あとは、耳鳴りマスカーという器具を使って雑音を聞くことで、耳鳴りを一時的に遮断する方法もあります。

・心理療法

耳鳴りは心理的な要素も多いので、カウンセリング、自律訓練などによって耳鳴りを自分でコントロールする方法があります。

・ＴＲＴ療法

心地よいと感じる音を聞くことと、カウンセリングを行なうことによって脳の能力を引き出して耳鳴りを出来る限り自然なものとして感覚的にとらえられるようにする訓練です。

・内服薬治療

抗うつ薬、副腎皮質ホルモン剤、ビタミン剤、代謝促進剤などの薬を使って治療する方法です。