時間による分類と原因による分類①
じんましんの種類は、時間による分類と原因による分類がある。
<時間による分類>
じんましんのほとんどが、だいたい数分から数時間後に消えてなくなる。
すぐに治まる発症時間の短いじんましんを急性じんましんと言い、症状がいつまでも続くじんましんを慢性じんましんという。
急性と慢性はじんましんの時間的な違いだけで、症状の差はほとんどない。
時間的な区分もはっきりしたものではなく、だいたい2~3週間治まるものと、数年間続くもの、ある特定の季節に発症するじんましんもある。
急性じんましんは、アレルギー性が多いと言われ、慢性じんましんは、非アレルギー性が多いと言われている。
時間による分類と原因による分類②
<原因による分類>
・アレルギー性じんましん
・機械性じんましん
外部から皮膚を圧迫するなどの機械的な刺激を受けた場合に起こる。
・温熱じんましん
温かい外部刺激(風呂、コタツ、ストーブ、布団)により、特定箇所の体温が上がるとその箇所にじんましんが出来る。
・寒冷性じんましん
冷水や冷風のような冷たい外部刺激(扇風機、クーラー、外気)により、特定箇所の体温が下がったところにできる。
・日光じんましん
太陽に直接当たった部分がかゆくなる。
季節は4~9月で強い紫外線などで症状がでる。
・コリン性じんましん
入浴、運動、精神的ストレスによる発汗でじんましんが起こる。
・心因性じんましん
ストレス、てんかん、ヒステリー、自律神経失調症などのストレスから体に影響がでる。
・病巣感染によるじんましん
病巣に住みつく細菌の毒素や死んだ組織などの影響でじんましんがでる。