じんましんの症状:斑・水泡・膿疱・丘疹①
じんましんによって出来る斑とは、まだらやぶちのことである。
皮膚の症状は、皮膚の表面の色が変化する。
斑は、1つではなく症状により複数同時に発生することもあり、また、斑は色によって分類される。
紅斑(こうはん)は、赤くなっている斑のことをいう。
指で強く押すと一時的に消え、再度赤くなるが、これは一過性の血管拡張によって起こるものだ。
紫斑(しはん)は、紫色の斑のことをいう。
出血によって起こるもので、紫斑は指で強く押しても消えない。
白斑(はくはん)は、メラニン色素が減少して起こるもので、正常の皮膚よりも白い部分を指す。
白斑の原因は、メラニン色素の出血や増加による色素沈着が挙げられる。
じんましんの症状:斑・水泡・膿疱・丘疹②
じんましんによって出来る水疱(すいほう)は、皮膚が水分を含み、盛り上がった状態を指し、水疱疹や水ぶくれともいう。
透明に盛り上がる水ぶくれであり、水疱は軽いやけどなどでもよく見られる。
大きさは様々で、米粒大のものから卵くらいまでと違う。
膿疱は、水疱と一緒で、皮膚が水分を含み盛り上がった状態に、膿(うみ)が溜まったものを指す。
手の平や足の裏に出来ることが数多く、ひどい場合は手首、足首にも広がる。
水虫のようなものができたり、小さい豆状の小ぶくれや赤い点々ができたりすることもある。
このような水ぶくれを膿疱症という。
膿疱症は、だいたい2〜3週間で自然と治るとされているが、再び繰り返す恐れがある。
丘疹(きゅうしん)は、皮膚が膨らんで小さく盛り上がった部分を指す。
丘疹の多くは赤みを帯び、中には白っぽくなることもあり、ひっかくと表面の皮膚が破れ、水が出ることがある。