じんましんの治療法①
じんましんの一般的な治療法は、抗ヒスタミン剤を内服する治療になる。
原因不明のじんましんの時でも、専門医と相談して抗ヒスタミン剤を使用することになる。
抗ヒスタミン薬は、じんましんの原因物質であるヒスタミンを抑止する薬である。
ヒスタミンは、血管を拡げて皮膚が赤くなる。
血管から水分がでてきて、軽い腫れ、かゆみを伴い、じんましんが起こる。
また、皮膚にアレルゲンが侵入した場合は、ヒスタミンが過剰に分泌するため、じんましんの治療では抗ヒスタミン剤の注射や内服などが多くなるのである。
じんましんの治療法②
原因がわかるじんましんの治療は、比較的簡単であるが、多くのじんましんは原因の特定が困難であることが現状である。
慢性じんましんの治療は、抗ヒスタミン剤で症状を抑えて、その間に原因となる刺激を特定する。
急性じんましんは治療期間も短く済むが、慢性じんましんは、数ヶ月から数年単位で、同じ治療法を続けることがある。
治療の効果をアップさせるためには、抗ヒスタミン剤の治療だけでなく、生活習慣に気を配ることが大切と言えるだろう。
<急なじんましんの手当てについて>
じんましんは猛烈なかゆみと発疹を伴うものであるが、かいてしまうと症状も悪化する。
氷などで患部を冷やすとかゆみは楽になるので、症状が落ち着くかどうか経過をみるようにし、そのまま改善するようなら放置しても大丈夫である。
じんましんは、市販の薬の塗布でも改善効果が見られることもある。
しかし、寒冷じんましんの場合には冷やしてはいけないため注意が必要である。
症状がひかない場合は、他の病気の可能性も視野に入れて病院へ行くことをおすすめする。