病巣感染①
病巣感染によるじんましんは、病気を持っている方に起こるじんましんである。
症状は、皮膚の赤味、かゆみ、わずかな腫れが伴う。
病巣は、細菌が慢性的に存在し、軽い炎症を起こしている箇所を指す。
この病巣自体は、病的症状をあまり感じることがなく、わずかな違和感を感じる程度です。
病巣感染は、病巣とは全く関係なさそうな臓器に障害が現れ、二次的な病気が起こってしまうことをいう。
<原因>
この病巣感染の原因は、だいたい60%が扁桃腺炎と言われていて、30%が歯の病気そしてそれ以外の病気が10パーセントと言われている。
よく発病する例は、虫歯、扁桃腺炎、副鼻腔炎などが挙げられ、それに伴い、かゆみ、湿疹、じんましんが発生する場合がある。
病巣を持っている人が、食事をしたり、物理的刺激を受けないのに、かゆみが出たり発疹が出現した場合は病巣感染によるじんましんの可能性が高いといえる。
病巣感染②
<病巣感染が起こる理由>
・病巣から、細菌が血管を通って他の部位に感染する
・細菌の毒素が血管を通り体内に沈着して感染防御反応が衰える。
・抗体によるアレルギーが起こる(細菌、毒素、細菌の死骸、代謝産物)
<治療法>
原因が病巣感染によるじんましんの治療は、抗アレルギー剤や、抗ヒスタミン剤という種類の薬でも、一時的な治療にしかならない。
病巣感染によるじんましんの治療は、病巣感染をまずは治すことを心がけるべきである。
ただし、初期症状で一時的なじんましんが発生しているケースもあるので、必ずしも病巣を完治しなければ、じんましんが治らないという訳ではない。