イントラレーシックとレーシックの違い①
イントラレーシックとレーシックは、角膜にレーザーを照射して近視を矯正する手術方法はほとんど同じだが、フラップという蓋状のものを角膜に作るときに使う、角膜を削る器具や削る厚さ・形状が違ってくる。
イントラレーシックとレーシックの一番の違いは、フラップを作るのに使う器具である。
イントラレーシックは、機械で制御されたレーザーにより角膜が削られる。
病院やクリニックによっても若干の視力回復率の差はあるが、レーシックよりもイントラレーシックの方が回復率が高いとされている。
また、従来のレーシックでは、手術後ドライアイになってしまうということがあったが、イントラレーシックの場合には、角膜への負担を大幅に軽減し、ドライアイの発生率が抑えられている。
イントラレーシックとレーシックの違い②
また、厚さの違いであるが、レーシックで使用するマイクロケラトームを使用した場合、フラップの厚さはだいたい160ミクロンと言われているが、イントラレーシックのイントラレースレーザーで作成されるフラップの厚さは、だいたい100ミクロンと言われている。
角膜が変形していることで、レーシックが難しかったった方もイントラレーシックにより手術が可能になった。
また、イントラレーザーで作ったフラップは、非常に切開面も滑らかで、エッジ部分も直角でキレイに作られるので、術後にフラップのズレやシワが起こりにくくなったのも特徴である。
あとは、従来のレーシックに比べると、フラップをうすく正確に作成することがきるので、通常のレーシックよりも強度の近視を矯正することが可能とされている。
しかし、イントラレーシックにも、層間角膜炎の発生や、フラップの作成や接着に時間がかかるなどのデメリットがあると言われている。