腰痛対策－予防と治療法

腰痛の痛みを和らげるため・慢性の腰痛を緩和させるためには、背筋と腹筋を鍛えると効果的である。

背筋と腹筋を鍛えるのに、手軽な方法は腰痛体操である。

腰痛体操は、決して無理をせず、自分のペースで、長期間じっくり行っていきましょう。

ただし、痛みがあるときに行うと、悪化する場合もあるので、その場合は安静にするなど、十分注意しながら行ってください。

ご紹介する腰痛体操の効果は、背筋と腹筋を鍛えることによって、腰椎部の湾曲を矯正して、痛みを和らげ、血液循環を抑止し、心身のバランスを整えることができる。

毎日朝晩２回くらい行うと効果的です。

では、体操の仕方をご紹介する。

１．腹式呼吸（４～５回くらい）

　仰向けに寝て、膝を立てます。

両手をほほにつけた状態でゆっくり鼻から息を吸い、ゆっくり口から息を吐く。

これを１セットとして４～５回繰り返す。

背筋と腹筋を鍛える腰痛体操②

２．腹筋の強化

　仰向けに寝て、膝を立てた状態（腹式呼吸の姿勢）から、上体をゆっくりと５秒くらいかけて起こす。

体がおききる少し手前でこの姿勢を保ち、その後ゆっくり５秒位かけて上体を床に戻す。

３．背筋を伸ばす

　頭や肩を床につけた状態で、両手で両膝を抱える。

このとき、股を出来るだけ広げて膝を手前に引き寄せてください。

４．腹筋をほぐす

　仰向けに寝て、両手をほほにつけます。

そのままの姿勢で片足を逆脚の上にクロスさせ、ベッドや布団の上に垂らし、腰をひねる。

逆側も同様に行う。

５．１～４を４～５回繰り返す。